今回は教育業界のホワイト/優良企業ランキングTOP5をご紹介します。
教育業界といえば「ブラック」というイメージを持たれる方も多いですが、口コミや社員さんの声などを参考に調べていくと、満足度が高く優良な企業もたくさんあります。
本記事では、「信頼性の高い社員口コミサイト」である「OpenWork」さんの口コミ社員総合評価(2023年7月12日現在)などを参考に、
教育業界で総合評価の高い企業TOP5を紹介します。
※今回は人材系や大人向けの教育を行っている会社などは除いています。
ホワイト企業・優良企業の重要性とポイント
ホワイト企業・優良企業とは
ホワイト企業・優良企業とは、雇用環境や労働条件、福利厚生が充実し、労働者に対する配慮が高いと評価される企業のことを指します。
一般に、これらの企業は働きやすさ、働く意欲を高める機会提供、そして労働者の健康と安全に対する配慮が高いと評価されています。
特に教育業界では、これらの要素が重要になります。
教育業界で働くとは、新世代の育成と向き合い、知識や技能を伝え、将来の社会を形成する役割を果たすことを意味します。このような業界で働くためには、働きやすさと高い職場満足度が求められます。
そのため、ホワイト企業・優良企業で働くことは、教育業界での成功に直結しています。
以下ではいくつか優良企業のポイントを見ていきましょう。
社員からの口コミ評価
企業のホワイト性や優良性を評価する上で、社員からの口コミ評価は大変重要です。
社員自身が自分の職場に対して満足しているかどうか、働きやすさを感じているかどうかは、企業の働きやすさの指標となります。
また、社員の声を反映した改善策を企業が取り入れるかどうかも、その企業が社員の意見を尊重し、働きやすい環境を作るために努力している証となります。
今回「信頼性の高い社員口コミサイト」である「OpenWork」さんを参考にしているのもそのためです。
働きやすい環境
ホワイト企業・優良企業では、労働時間の適切な管理や、フレキシブルな勤務形態、充実した休暇制度などがあります。
これらの制度は、働く人たちがストレスなく、効率的に働ける環境を整えるのに不可欠です。
特に教育業界では、児童・生徒と向き合う時間と、自己研鑽や教材作成の時間をしっかりと取るバランスが求められるため、働きやすさは重要な要素となります。
福利厚生の充実
福利厚生の充実も、ホワイト企業・優良企業の特徴の一つです。
これには、保健医療制度、退職金制度、育児・介護休業制度などが含まれます。これらの制度は、社員が安心して働き続けられる環境を提供します。
これらの観点から見ると、ホワイト企業・優良企業で働くことの重要性は明らかです。
特に教育業界で働く人にとって、これらの要素は自身のパフォーマンスと生産性、そして最終的な教育成果に直結します。
今後も、働きやすさと社員の声を大切にするホワイト企業・優良企業が、教育業界をリードしていくことでしょう。
それではランキングを見ていきます。
1位:学校法人 関西大学
大学を運営する学校法人が1位
近畿圏で有名な関西大学が1位にランクインしています。
「企業」ではなく「学校法人」であるため、今回のランキングに入れるかどうか少し迷いましたが、
私立大学という点では学校法人の中でも企業に近い部分もあると思い掲載しました。
具体的な募集職種として、新卒の場合は専任事務職員の情報が出ています。
openworkにおける社員口コミでは、若いうちの給与は高くないものの、年功序列で給料が上がっていくため、30歳以降の伸びしろは大きい模様です。
大学事務職員とは
大学事務職は、大学運営を支えるために行政業務や広報業務を行うポジションであり、その仕事内容は非常に多岐にわたり、
役職は一般的に「行政職員」と「技術職員」に分けられ、一般事務、経理、図書館員などの役割があります。
大学事務職の具体的な業務には、カリキュラムの改善、学生対応、機器の保守管理、研究基金の管理など幅広いです。
また、大学の性質(公立または私立)によって職員の印象は異なり、一般的な企業と同様に大きな組織として運営されます。行政職の役割は、フルタイム、臨時、パートタイムの従業員の混合をしばしば含みます。
大学事務職は、学生の成長に直接関与する人気のある職業で、その業務内容、日常のルーチン、必要なスキル、そして学校行政のキャリアを考えている人々にとっての利点があります。
2位:ブレーンバンク株式会社
大手予備校を運営する会社が2位
大手の予備校である「四谷学院」を運営している教育系民間企業です。
2022年3月期の売上高は190億円になっており、新卒の採用情報では予備校運営の事務職、総合職、講師職などの職種があります。
また、年間休日110日か120日かを採用時に選択することができるため、休みを多くとりたい方にもおすすめとなっています。
さらには、社員の女性比率も高く、産休・育休などの女性が働きやすくなる支援制度も充実しています。
塾・予備校運営の仕事内容
塾や予備校の運営には、講師のマネジメント、集客と営業、そして事務作業と時間割調整などの仕事があります。
また、講師の選定や育成、パフォーマンスの評価や進行管理など学生の学習結果や評価に大きな影響を及ぼす重要な仕事を任される場合もあります。
新規の生徒獲得や既存生徒の維持には、効果的なマーケティング戦略と営業活動が必要で、塾のサービスの広報や地元の学校や地域社会との良好な関係も重要です。
さらに、日常運営は事務作業と時間割調整によって支えられ、学生の出席管理、授業料の徴収、教材の注文と在庫管理、時間割の作成と調整などが主要な業務となります。
これらの業務は塾や予備校の運営をスムーズに進め、質の高い教育を提供するために必要不可欠です。
詳しくはこちらの記事でも解説していおりますので是非ご覧ください。
3位:新教育総合研究会株式会社
独特なCMが特徴の個別指導キャンパスを運営する会社です。
仕事とプライベートをしっかりと分けられる会社です。
有給休暇奨励期間があり、有給(10~20日)を取りやすい環境が整えられています。また年間の休日数が業界内では多く、GWやお盆休み、年末年始休みなど、1週間程度の長期休暇が年3回あるうえに、4連休程度の休みも年に数回あります。
女性社員は出産などを機に大阪本部勤務に切り替えができる制度もあり、育休への理解も高く、安心して子育てができる制度が提供されています。
正社員採用で企画・事務(大阪本社)や各地域の教室長の採用情報が出ています
4位:株式会社ステップ
神奈川全域に学習塾を展開している会社です。
さらに研修制度も充実しており、社員教育のレベルは非常に高いです。新卒採用、キャリア採用の情報に詳しく記載されています。
マイナビと日本経済新聞社が共同で実施している2024年卒版就職企業人気ランキング業種別ランキング 教育部門において7位(タイ)にランクインしており、学習塾としてはトップです。
教師が授業に打ち込めるよう、電話勧誘、ポスティング、友人紹介のプッシュなどの教師による営業活動は一切行いません。また教師はみな正社員のため、アルバイト講師の管理もなく、生徒に向き合う時間をつくることができます。
5位:学校法人三幸学園
保育施設から専門学校、大学までを運営する学校法人です。
2024年卒版就職企業人気ランキング業種別ランキング 教育部門において7位(タイ)にランクインしており、学校法人では最上位となっています。
新卒初年度から給与は高く、福利厚生の充実や有給休暇の取得奨励に取り組んでいます。
女性職員の比率も高く、産休や育休制度が整えられており、子どもが小学校6年生になるまでは時短勤務も認められています。さらに有給休暇とは別に年間10日間のファミリサポートという休みが与えられ、女性が働きやすい職場環境です。
三幸学園の学校現場で働く職員や技能教育を行う株式会社日本教育クリエイトへの総合職の新卒採用情報が出ています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「教育業界=ブラック」と決めつけるのはナンセンスで、各会社さまざまなおススメポイントがあり、魅力的ですよね。
会社に関して、いまは様々な媒体から情報を得ることができる時代です。
もちろん情報の信頼性には注意する必要がありますが、こういったランキングや口コミも参考にするのもアリだと思います。
教育キャリアナビ就活ではこういった情報も定期的に配信していくので、ぜひ楽しみにお待ちください!
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