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教員免許が生かせる仕事3選!【教員からの転職】

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「部活指導で土日も休めない」「残業が多すぎる」「業務量や授業準備が多すぎて生徒に丁寧に向き合えない」など様々な理由で教員を辞めたいと思っている方向けに、

教員経験が生かせるおすすめの転職先を4つ紹介していきます。

民間で生かせるスキル不足などが理由で、教員から民間企業への転職の難易度は非常に高いのが一般的です。(詳しくは下記の記事で解説しています)

それぞれのメリットや特徴、どんな方におススメかも解説していきますので、ぜひ自分に合った転職先を見つけるきっかけにしていただければと思います。

目次

塾・予備校の講師

教員経験が生かせる理由

塾や予備校での講師は、科目知識と指導力が求められます。講師として必要なスキルは、教員経験を通じて培ったスキルと直結しています。

一つの特筆すべきポイントは、授業での経験がそのまま生かされることです。これは教室で多くの生徒たちと向き合い、様々な学習状況や課題に対応してきた教員であれば、一人ひとりの学習進度や理解度に応じた授業展開が可能です。

特に、集団授業の講師として働く場合、一対多の状況で効果的に指導する経験や技術が直接的に活用されます。

塾や予備校では、教員の専門性が高く評価されます。具体的な科目知識はもちろん、その科目を教えるための教授法や、生徒への理解を深めるためのアプローチ方法など、教員としての経験がそのまま生かされます。

また、指導力は生徒のモチベーションを引き出し、良い結果を得るための重要な要素です。教員としての経験が、生徒に対する教え方や対応の仕方、理解の深まり方などを理解する上で大きな力となります。

教育現場での実践的な経験と、科目に対する一定の専門性を持つことは、塾や予備校講師にとっては、その役割を果たすための重要な要素です。

これらを持つ教員経験者は、塾や予備校の講師として需要があります。

こんな方におすすめ

生徒への授業に専念したい方

塾や予備校の講師は、学校教員に比べて直接的な教育活動に集中できる職場環境が特徴です。学校教員の業務は授業だけでなく、クラスの管理、進路指導、保護者対応、学校行事の準備と実施など、多岐にわたります。

しかし、塾や予備校の講師として働くと、授業や生徒の学習指導に注力する時間が増えます。

具体的な科目知識や教授法を磨きつつ、子どもたちの理解を深めるという教育者としての本質的な業務に集中したい方には、塾や予備校の講師はおすすめです。

部活指導をしたくない方

学校教員として働く場合、授業以外の時間に部活動の指導を行うことが求められることがあります。これは時間的な負担だけでなく、スポーツや文化活動に関する専門的な知識や技術を必要とする場合もあります。

しかし、塾や予備校の講師として働く場合、そのような部活動指導の負担はありません。教員としての本職である教育業務に専念したい、または授業以外の業務に負担を感じている方にとって、塾や予備校の講師は理想的な選択肢と言えます。

受験指導をやってみたい方

塾や予備校は、学校教育とは異なり、受験指導が主要な業務となります。高校や大学への入学試験に対応した授業を行うことで、生徒たちが目標とする学校に合格できるように導く役割を果たします。

これは生徒たちの将来に直接影響を与える重要な仕事であり、その成果を見ることができる点で大きなやりがいを感じることができます。

また、一人ひとりの生徒に対するきめ細かなアプローチや、テスト対策の戦略立案など、専門的なスキルを要する仕事です。

受験指導に興味がある、あるいは新たな教育の視点を持ちたいという方にとって、塾や予備校の講師は非常に魅力的な選択肢となります。

通信制高校の教員

通信制高校とは?

通信制高校は近年ひそかに注目されている学校です。生徒の様々な事情やライフスタイル、将来の目標などに合わせて学べる新しい形の高等教育の1つです。

生徒数もここ5年で大幅に増加しており、2017年→2022年でおよそ5万人以上増加しています。(出典:文部科学省【学校基本調査】

最新ICTを使った教育や徹底した1対1個別支援など、今の時代に合わせた最先端の教育を実践しているところが多いです。

どうしても消極的なイメージを持たれがちな通信制高校ですが、今は積極的な選択肢の1つとして多くの生徒から選択される学校となっています。

こんな方におすすめ

最先端の教育に関わりたい人

通信制高校ではさまざまな最先端教育に触れることが出きます。

たとえば、ICTやVR技術を活用した教育が行われていたり、マネジメント手法としても注目されているコーチング技術を活用して生徒一人一人と丁寧に向き合ったりなど、

これまでの学校ではあまり無かった新しい教育に教員として携わることができます。

また、通信制高校全体の傾向として、教員が一方的に勉強を教える形式は少ない傾向にあります。

生徒に伴走しながら生徒の目標ややりたいことの実現に向けてサポートをしていくスタイルを取ることが多いです。

それぞれの学校の雰囲気や特徴に応じて、自分の理想とする教育の実現に向けて働けるのも魅力といえます。

教員からのキャリアチェンジも視野に入れたい人

民間の通信制高校の場合、生徒対応の仕事だけではなく、他の業務も同時に行うことが多いです。

たとえば、広報業務や教材開発業務などに携わる場合もあります。

さらには、キャンパス長になると、マネジメント経験や数字管理などの経験も積めます。

通常の学校だと、授業・生徒指導・部活指導・事務業務がほとんどとなりますが、

通信制高校であれば、民間の一般企業でも役立てられるようなスキルを身に付けることも可能になり、キャリアップ・キャリアチェンジも視野に入れやすいです。

ビジネススキルも身に付けたい人

先の項目と被りますが、「教える」「生徒対応」の業務以外にも、集客やマネジメント経験など、ビジネスに役立てるようなスキルを身に付ける機会もあります。

よく「教員はつぶしがきかない」と言われますが、通信制高校の教員であれば、一般の民間企業でも行われている様々な業務に携われる機会があり、

数字にコミットする経験・チームで課題を解決する経験など、ビジネスで役立つスキルを身に付けられる可能性もアップします。

教育ピックス運営では、通信制高校に特化した転職支援サービス「教育キャリアナビ」を運営しています!

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教育系NPO/NGOスタッフ

学校・塾だけじゃない

学校の教室だけでなく、地域社会や国際社会での教育活動に情熱を傾ける非営利団体(NPO/NGO)は多数存在します。

そうした団体は教育の専門家である教員経験者を重宝し、その教育的視点や豊かな経験を最大限に活かす場となります。

こんな方におすすめ

社会貢献度の高い仕事に参画したい方

教員経験者がNPO/NGOスタッフとして働くことで、その教育力が一人ひとりの生徒だけでなく、より大きな社会全体に対して貢献することができます。

例えば、地域社会の教育プログラムの策定や実施、マイノリティーや社会的弱者への支援、環境教育や平和教育など、具体的な課題に対して教育の力で解決を図ることが求められます。

その過程で、教員として培った経験や視点が直接的に活かされ、教育者としての影響力を社会全体に広げることが可能となります。

地域や国際社会との関わりを深めるたい方

NPO/NGOの活動は、学校の枠を超えて地域社会や国際社会との深い関わりを必要とします。

教育問題は地域の事情や文化、さらには国際的な背景に根差したものであるため、それらを理解し、効果的な教育プログラムを実施するためには、地域や国際社会との深い交流や協働が不可欠です。

そのような経験は、教員経験者が持つ教育視点を広げ、深化する機会となります。また、教育の現場をグローバルな視野で見ることは、自身の専門性を高め、新たな価値を提供する力を育てます。

まとめ

教員経験が生かせる転職先として、3つの例を紹介しました。

教員を完全にやめて営業・マーケなど別職種に転職したいという声も一定数見かけますが、経験が生かせない企業への転職は非常に難易度も高いのが現状です。

それよりは、教員経験が生かせて、かつ、その後のキャリアチェンジやキャリアアップにもつながりやすい転職先を選ぶのがおすすめです。

ぜひ参考になれば幸いです。

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